Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~


「……アイツらのことは一旦置いておくことにして、今は朝比奈くんだよ。芥生くんが保健室に向かってくれたから、もうすぐ保健室の先生を連れてきてくれるはずだから」


塁生たちが三年生と口論している間に、謙杜が保健室に走ってくれていたようだ。

琥太郎の言う通り、バタバタと前を走っている謙杜が、保険医を連れて戻ってきた。


「君が朝比奈くんだね。意識はあるかな?」

「……はい。大丈夫です」

「よし。ひどい顔色だけど、意識はしっかりしているみたいだね。僕が車を出して病院まで連れて行こう」


そう言った保険医は、がっしりとした体躯をしていることもあり、優希を軽々と横抱きにしてみせた。

急ぎ足で駐車場に向かっていく保険医に雄星たちもついて行こうとしたが、保険医に止められてしまった。

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