Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~
「僕の車には、乗れてもあと二人が限界だからね。君たちは待っていてもらって大丈夫だよ。同行するとしても一人で十分だ。朝比奈くんを病院で診てもらったら、連絡をしよう」
「それなら、オレが付き添います。一緒にいたので状況説明もできますから」
「分かった。それじゃあお願いするよ」
名乗りを挙げた琥太郎が優希に付き添って、病院に向かうことになった。
雄星たちも付き添いたい気持ちはあったものの、一緒に行ったところで、自分たちにできることがないことも分かっていた。
「……遊馬先輩。優希のこと、よろしくお願いします」
「うん、任せて」
力強く頷き返してくれた琥太郎からの連絡を待つことにした雄星たちは、保険医の腕の中でぐったりしている優希の姿を、大人しく見送った。