狼上司が執着するのは
「今日もその様子じゃまっすぐ帰れないでしょう。うちに来ます?」
「来て欲しいんですか?」
さらにまた家に招こうとしている。
酔ってるから思ったことが全部口に出てしまう。
結果的に煽ったみたいな感じになってしまった。
私は返答をもらう前に立ち上がった。
トイレに行って一旦冷静になろうと思ったのだ。
ところが机の脚につまづいた。
バランスを崩すと藤浪はすかさず私の腕を掴んで支えてくれた。
「はあ、言わんこっちゃない。あなたいつもこうなんですか?」
「こう、とは?」
「まともに歩けないほど酔っ払うのが常々ですか?」
「藤浪さんのペースが速いんですよ」
「へえ、俺のせいにするんだ」
生意気を言った上目遣いの妖艶な笑みが炸裂した。
色気えぐいって。私じゃなかったら即堕ち案件なんですけど!
「なんですか楓乃子さん。人の顔を血走った目で見つめて」
動揺のあまり、上司を狂気じみた表情で見てしまったらしい。
咳払いをして誤魔化す。藤浪は「酒焼けですか」といつもの仏頂面に戻った。
「今日は特に様子がおかしいですね。心配なのでせめて酔いが覚めるまでは見守らせてください」
誰のせいで情緒がおかしくなってると思ってるんだ。
その言葉は飲み込み、代わりに藤浪が差し出してきたチェイサーの水を口に含んだ。
「来て欲しいんですか?」
さらにまた家に招こうとしている。
酔ってるから思ったことが全部口に出てしまう。
結果的に煽ったみたいな感じになってしまった。
私は返答をもらう前に立ち上がった。
トイレに行って一旦冷静になろうと思ったのだ。
ところが机の脚につまづいた。
バランスを崩すと藤浪はすかさず私の腕を掴んで支えてくれた。
「はあ、言わんこっちゃない。あなたいつもこうなんですか?」
「こう、とは?」
「まともに歩けないほど酔っ払うのが常々ですか?」
「藤浪さんのペースが速いんですよ」
「へえ、俺のせいにするんだ」
生意気を言った上目遣いの妖艶な笑みが炸裂した。
色気えぐいって。私じゃなかったら即堕ち案件なんですけど!
「なんですか楓乃子さん。人の顔を血走った目で見つめて」
動揺のあまり、上司を狂気じみた表情で見てしまったらしい。
咳払いをして誤魔化す。藤浪は「酒焼けですか」といつもの仏頂面に戻った。
「今日は特に様子がおかしいですね。心配なのでせめて酔いが覚めるまでは見守らせてください」
誰のせいで情緒がおかしくなってると思ってるんだ。
その言葉は飲み込み、代わりに藤浪が差し出してきたチェイサーの水を口に含んだ。


