狼上司が執着するのは
「かの先輩、すみません私のせいで」
主任に詰め寄っていると、琴梨ちゃんの弱々しい声が聞こえた。
ふとその顔を見ると、真っ赤に充血して潤んだ目から我慢していた涙が頬を伝う。
そりゃそうだ。頭ごなしに叱られて怖かったよね、みんなの前で怒られて悔しかったよね。
私は琴梨ちゃんを抱きしめた。
生憎私の胸は絶壁で硬くて申し訳ないけど、こんな胸で良ければいつでも貸し出してあげる。
「琴梨ちゃんは悪くないよ。悪いのはあのパワハラ野郎!」
あいつが2年前課長になったせいで、これまでに3人異動して2人辞めた。
つまり、今いる6人中、営業アシスタントとして2年以上務めているのは私だけ。
異動した人は自主的に希望したらしいし、辞めた人は表向きは結婚とか介護って言ってたけど絶対あの男のせい。
よくクビにならないもんだ。
にしても藤浪、こんな健気で可愛い子になんたる仕打ちを。
許せない。あいつの上司に、部長クラスのお偉いさんに直談判してやる!
主任に詰め寄っていると、琴梨ちゃんの弱々しい声が聞こえた。
ふとその顔を見ると、真っ赤に充血して潤んだ目から我慢していた涙が頬を伝う。
そりゃそうだ。頭ごなしに叱られて怖かったよね、みんなの前で怒られて悔しかったよね。
私は琴梨ちゃんを抱きしめた。
生憎私の胸は絶壁で硬くて申し訳ないけど、こんな胸で良ければいつでも貸し出してあげる。
「琴梨ちゃんは悪くないよ。悪いのはあのパワハラ野郎!」
あいつが2年前課長になったせいで、これまでに3人異動して2人辞めた。
つまり、今いる6人中、営業アシスタントとして2年以上務めているのは私だけ。
異動した人は自主的に希望したらしいし、辞めた人は表向きは結婚とか介護って言ってたけど絶対あの男のせい。
よくクビにならないもんだ。
にしても藤浪、こんな健気で可愛い子になんたる仕打ちを。
許せない。あいつの上司に、部長クラスのお偉いさんに直談判してやる!