海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
 そのあと。

 時雨先輩は一度女子寮に戻ると、本を持って戻ってきた。

「はい、これ。本当にお待たせしてごめんなさい」

「ありがとう。明日、ちゃんと返却手続きをしておくよ」

 寮のエントランス前で本の受け渡しをする先輩たちを、ぼくはそっと見守っていた。

 まさか、二つの問題がいっぺんに解決するなんて……。

 思ってもみなかったことだけど、夜風と一緒に胸のモヤモヤがスッと吹き飛んでいったみたい。

 これにて一件……いや、二件落着! 本当によかったなあ。

 ぼくが、心の中でそんな達成感にひたっていたとき、

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