海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
 口ではそう言ってるけど、心の中は違うんだろうな。

 だって、朝比奈くんの目が――、今にも泣き出しそうにうるんでいるから。

「みんな、本当にありがとう。俺、もうすぐ部活があるから行くね」

 朝比奈くんは無理に作った笑顔を浮かべると、足早に部室を立ち去っていった。

 取り残されたぼくたちの間に、また静けさが戻りかけたとき――。

「今の優斗くん、生徒会に美術部をつぶされたときのボクと、同じ顔をしてた……」

 蜜希くんが、すすり泣きながらぽつりと言った。
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