海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~
雨が窓を叩く音が、ますます激しくなった。
「それで、いつしか宙音といるたびに、自分が惨めに思えてきて、僕はあいつを避けるようになったんだ。それでもあいつは、しつこく僕に絡んできたけどね」
「院瀬海くんは、ずっと一人で頑張り続けてきたんだね」
ぼくがぽつりとつぶやくと、院瀬海くんは、ハッとして少しだけ顔を上げた。
「……一人で頑張るしかなかったんだ。母さんにとっての理想の息子は、僕じゃなくて宙音だって、ずっとわかってた。でも……それでも母さんに、僕の努力を認めてほしかったんだ」
院瀬海くんは顔をゆがめて、今にも涙があふれ出しそうな目でぼくを見た。
「だから生徒会長になったとき、『この学園を、みんなが素晴らしい結果を出せる場所にしよう』と決めたんだ。そうすれば、きっと母さんが『よくやったね』って褒めてくれると思って……」
そこまで言って、院瀬海くんは唇を強く噛んだ。
「でも……結局、僕は自分の評価のことしか考えてなかった。校則でみんなを縛って、理想を押しつけて……。もう、みんなにまともに合わせる顔がないよ……」
ぽたり。
院瀬海くんの目からこぼれた涙が、床の上に落ちたそのとき。
「それで、いつしか宙音といるたびに、自分が惨めに思えてきて、僕はあいつを避けるようになったんだ。それでもあいつは、しつこく僕に絡んできたけどね」
「院瀬海くんは、ずっと一人で頑張り続けてきたんだね」
ぼくがぽつりとつぶやくと、院瀬海くんは、ハッとして少しだけ顔を上げた。
「……一人で頑張るしかなかったんだ。母さんにとっての理想の息子は、僕じゃなくて宙音だって、ずっとわかってた。でも……それでも母さんに、僕の努力を認めてほしかったんだ」
院瀬海くんは顔をゆがめて、今にも涙があふれ出しそうな目でぼくを見た。
「だから生徒会長になったとき、『この学園を、みんなが素晴らしい結果を出せる場所にしよう』と決めたんだ。そうすれば、きっと母さんが『よくやったね』って褒めてくれると思って……」
そこまで言って、院瀬海くんは唇を強く噛んだ。
「でも……結局、僕は自分の評価のことしか考えてなかった。校則でみんなを縛って、理想を押しつけて……。もう、みんなにまともに合わせる顔がないよ……」
ぽたり。
院瀬海くんの目からこぼれた涙が、床の上に落ちたそのとき。