春夏秋冬


ため息を付きながら机に肘をつくと、同時に悠がドサッと上に乗って来た


「ちょっと、純君!清をなんとかしてよー本当生意気!!」

「なにおう!悠ちゃんの方が生意気だもんねー!!」


「いや、同い年に生意気って……」


悠と清の言い争いに彰はそっとツッコミをいれた。


「俺は生意気じゃないしー!!元々偉いからいーいの!」


悠の言葉に清はハッと鼻で笑う。


「悠ちゃんのどっこが偉いんですかー!?」


「全て(笑)」


「ハッ!寝言は寝て言えってぇの!」


二人の言い争いは永遠と続く…次第に悠が乗っていた純の頭に怒りマークが数個も浮かんできた…。

「てめえら……」


そしてとうとう…


「いい加減にしやがれぇぇぇ!!!」


キレた。


「悠!お前はいつまで俺の上に乗ってんだ!?さっさとドケ!。

清!お前は何、こんなバカを相手にしてんだ!?こんな奴ほっとけ!!

彰!お前も地味にツッコんでんだったらこいつらを止めろ!!

空!笑顔で俺らを見てんじゃねぇ!!」

純の爆発様に、悠は頬を膨らまし、清はシュンと落ち込み、彰は“俺も!?”と驚き、空は楽しそうに笑った。



こうして愉快な10分休みは終わったのでした。


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