【blue】
synchronizeのLIVEは3番目だった。

繭子はソファに座ってあたしに聞いた。

「あの人、さっきの」

「涼太」

「涼太って人。彼女居るって言ってたよね?」

「うん」

「なんだかよくわかんないんだけど、那智の事、気にしてる風ではあるよね?」

「そうなのかな?」

「うーん。なんとなくそう感じた。勘」

繭子は多分そうゆうのに敏感な筈だ。

完全に相手にされてなければ、はっきりあたしに言ってくれるだろう。
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