前世での誓い
「大丈夫です。人違いだったんですけど。金曜日は1人になりたくなくて、先輩に誘ってもらってご飯行ったんですけど、他の人たちはみんな昇進の話で盛り上がってて、余計に虚しくなって」
「そっか…。そんな時に、僕まで変なこと言って困らせちゃったね」
「イレギュラーなイベントがあると、嫌なことを一瞬でも忘れられるので。結果、新さんとこうやってご飯も行けましたから…」
困ってないことを伝えたいだけだったのに、途中から自分が何を言っているのか分からなくなって、尻すぼみになる。新さんはそんな私を見て、微笑んでくれている。
「じゃあ、クビじゃなかったお祝いしましょう」
「それ、お祝いですか?(笑)」
「お祝いです。週末、どこか出かけませんか?」
「えっ…、」
週末に出かけるの?2人で?それって、デートってことですよね。
「どこか行きたいところ、ありますか?ご飯じゃなくて」
「うーん…、欲しいものはあります、けど」
「お。それ、一緒に買いに行きましょう」