『顔も見たくない』と振られた御曹司に十年越しで執着されていました
同い年だと知っただけで、なぜこんなにも親近感が湧くのだろう。紗月の口調はすぐにくだけた。
「大須賀さんも東京出身なんだ」
「でも大学は京都で、就職してからすぐに海外の支社を回っていて、一か月前に東京に帰ってきたんだ」
「海外かぁ、すごいな」
どうやら見た目に違わぬハイスペックサラリーマンらしい。
「きっと、学生時代からモテまくってたんでしょう」
この類まれな容姿で頭脳明晰なら、クラス中の女子が彼に夢中になったに違いない。
「いや、まったくモテなかったよ。今も恋人はいないしね」
グラスを片手に苦笑いする大須賀。
「本当にモテる人は、そうやって謙遜するのよね」
「謙遜じゃないよ。それより永井……さんこそモテるんじゃないか。今さらだけど男とふたりきりで飲みなんてよかった?」
「それは大丈夫。気を使わなきゃいけない相手なんて、今までひとりもいなかったから」
さらりと問われ、紗月は正直に答える。あまりにも大須賀がハイスペックすぎて、見栄を張る気にもならない。
「へぇ、それはよかった」
大須賀はゆったりと顔を綻ばせた。
「大須賀さんも東京出身なんだ」
「でも大学は京都で、就職してからすぐに海外の支社を回っていて、一か月前に東京に帰ってきたんだ」
「海外かぁ、すごいな」
どうやら見た目に違わぬハイスペックサラリーマンらしい。
「きっと、学生時代からモテまくってたんでしょう」
この類まれな容姿で頭脳明晰なら、クラス中の女子が彼に夢中になったに違いない。
「いや、まったくモテなかったよ。今も恋人はいないしね」
グラスを片手に苦笑いする大須賀。
「本当にモテる人は、そうやって謙遜するのよね」
「謙遜じゃないよ。それより永井……さんこそモテるんじゃないか。今さらだけど男とふたりきりで飲みなんてよかった?」
「それは大丈夫。気を使わなきゃいけない相手なんて、今までひとりもいなかったから」
さらりと問われ、紗月は正直に答える。あまりにも大須賀がハイスペックすぎて、見栄を張る気にもならない。
「へぇ、それはよかった」
大須賀はゆったりと顔を綻ばせた。