これは果たして恋なのか。
二章

木漏れ日の朝

道を歩く。茶色いローファーがコツコツ音を立てる。背筋を伸ばす。みんなが私を見ている。隣の弟がチラリとわたしの方を見て、溜息をついた。それを黙殺し、笑顔を作って息を吸う。
「みなさん、おはようございます!」
「…き、」
生徒が頬を染め…
「きゃああああ!」
叫んだ。
今日の挨拶も成功だ。
「雛菊様が挨拶してくれた〜!素っ気ない蒼様も素敵…!」
「雛菊様、蒼様、凛々しい!ご尊顔が美しすぎます!」
「一生推します!将来職場まで追いかけます~!!!」
ちょっと怖いかも…。思わず苦笑した。

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