極甘社長にほだされても二度と秘書はやりたくない
「いただきます」
「どうぞ。召し上がれ」
フォークでくるくるとパスタを巻き付けて口の中にいれると、白ワインの香りが少しだけ口の中に広がった。
「美味しいです……!」
「それは良かった。本当に美味しそうに食べてくれて、俺も嬉しいよ」
藤沢さんは私の反応を確かめたあと自分でもパスタを口に運んだ。「ん、いつも通り」と一言呟くとサラダに手をつけた。
「藤沢……さんて、料理上手ですよね?」
「そうかな? 簡単に作れるものばかりだけど……」
確かに朝もサンドウィッチを出してくれるが間に入っている卵フィリングがお店で売ってるかと思うぐらいおいしい。料理にこだわりがある人が作るレベルだ。
「正直、社長ってずっと外食ばかりしてるものだと思ってました」
実際、前の会社の社長もずっと外食ばかりだった。家で作って待っていても、無駄にされることだって多かった。その外食の中で他の女と一緒にいった回数などわからないが、それを考えると怒りがわいてくるのでやめた。
「えぇ、そう? 俺は大学の頃から自炊してたからなぁ」
「だったらこの味のこだわり方も納得です」
「ふふ。まぁ美味しいなって思うものを再現してきたらこんな感じになってたんだけどね」
なるほどと納得する。大学生の頃はバイトしてお金を貯めてちょっと背伸びして美味しいところに行ったりするのが楽しかった。藤沢さんも学生の頃に企業したらしいし、やはり一代で社長になる人は違うのだろう。
「わかります。大学生のころってお金ないから、そういうことしますよね」
「そうそう。まぁ俺の場合はちょっと特殊だったから」
そういえば藤沢さんの家族ってどんな人なんだろう。一緒に過ごしてきて、まだ家族の話を聞いたことがなかったなとふと疑問に思ってしまった。
「特殊……?」
込み入ったことを聞いては失礼かと思いつつもふいに言葉に出してしまった。すると藤沢さんはふっと思い出したように笑った。
「そういえば話してなかったね。俺の実家……というか父親は藤沢ホールディングスの会長なんだ」
その言葉に思わず固まってしまったが、感じていた違和感かこういうことかと納得した。
藤沢さんからの衝撃の一言に思わず手が止まった。
「どうぞ。召し上がれ」
フォークでくるくるとパスタを巻き付けて口の中にいれると、白ワインの香りが少しだけ口の中に広がった。
「美味しいです……!」
「それは良かった。本当に美味しそうに食べてくれて、俺も嬉しいよ」
藤沢さんは私の反応を確かめたあと自分でもパスタを口に運んだ。「ん、いつも通り」と一言呟くとサラダに手をつけた。
「藤沢……さんて、料理上手ですよね?」
「そうかな? 簡単に作れるものばかりだけど……」
確かに朝もサンドウィッチを出してくれるが間に入っている卵フィリングがお店で売ってるかと思うぐらいおいしい。料理にこだわりがある人が作るレベルだ。
「正直、社長ってずっと外食ばかりしてるものだと思ってました」
実際、前の会社の社長もずっと外食ばかりだった。家で作って待っていても、無駄にされることだって多かった。その外食の中で他の女と一緒にいった回数などわからないが、それを考えると怒りがわいてくるのでやめた。
「えぇ、そう? 俺は大学の頃から自炊してたからなぁ」
「だったらこの味のこだわり方も納得です」
「ふふ。まぁ美味しいなって思うものを再現してきたらこんな感じになってたんだけどね」
なるほどと納得する。大学生の頃はバイトしてお金を貯めてちょっと背伸びして美味しいところに行ったりするのが楽しかった。藤沢さんも学生の頃に企業したらしいし、やはり一代で社長になる人は違うのだろう。
「わかります。大学生のころってお金ないから、そういうことしますよね」
「そうそう。まぁ俺の場合はちょっと特殊だったから」
そういえば藤沢さんの家族ってどんな人なんだろう。一緒に過ごしてきて、まだ家族の話を聞いたことがなかったなとふと疑問に思ってしまった。
「特殊……?」
込み入ったことを聞いては失礼かと思いつつもふいに言葉に出してしまった。すると藤沢さんはふっと思い出したように笑った。
「そういえば話してなかったね。俺の実家……というか父親は藤沢ホールディングスの会長なんだ」
その言葉に思わず固まってしまったが、感じていた違和感かこういうことかと納得した。
藤沢さんからの衝撃の一言に思わず手が止まった。