愛なんて要らないから
そんな私の悪夢は、悠と付き合って半年が過ぎた頃に、萌ちゃんからSNSのフォロー申請がきた時から始まった。
萌ちゃんとも同じ中学だったけど、そんなに面識がなかったから、どうしていきなり?と思いつつ申請を許可して、こちらからも一応フォローをした。
その時に萌ちゃんの過去の投稿をみてみると、私はあることに気がついた。
悠と萌ちゃんって、付き合ってたんだ。
ランチの写真や旅行、女友達との写真の合間に、後ろ姿の男性の写真があって、投稿文を読むとこれが悠であることがわかった。
交際していたのは大学生の時だったみたい。
二人は幼馴染で、中学の頃も仲が良くて、あの当時はそんな萌ちゃんには勝てないと思って悠への気持ちには蓋をしたんだよね。
萌ちゃんは、可愛い。
小さくて色白で、お人形さんみたいに顔が整っていて、素直で守りたくなるような子。私とは正反対。
悠は、優しくてかっこいい。
中学の頃、身長がそこまで高くなかったのに、入社前研修で再会した時に、当時より15㎝くらい背が伸びたと言っていた。
昔は眼鏡だったけど今はコンタクトになっていて、印象はだいぶ変わったけれど、笑うとえくぼができるのはあの頃から変わっていなかった。
そんな二人はお似合いのカップルだったんだろうな、なんて思って少しだけ胸がざわついた。