私を言葉で抱く年下作家の溺愛
「えっ?」

思わず、声が漏れた。

「あんた、言ったよな」

蓮は静かに言う。視線を逸らさずに。

「俺と恋愛すればいいって」

——ドクン。心臓が、強く鳴る。

確かに、言った。

あの夜、軽い提案のつもりで。でも——

「もう」

彼は一歩、距離を詰める。

逃げ場が、なくなる。

「おまえだけの恋愛じゃないんだよ」

その一言で、空気が、完全に変わった。

彼の手が、そっと私の頬に触れる。

優しく、でも、確かに強く。

「俺も」

低く、まっすぐな声。

「あんたと恋愛してる」

「……蓮」

名前を呼ぶだけで、精一杯だった。

そのまま、彼の視線が深くなる。

そして——

「あんたが好きだ」

静かに、告げられる。

飾らない。まっすぐな言葉。

それだけなのに、全部、持っていかれる。

唇が、重なる。
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