私を言葉で抱く年下作家の溺愛
「一緒に暮らすって」

その言葉に、胸の奥が、じわりと熱くなる。

苦しい。でも、嫌じゃない。

むしろ——安心してしまう。

「……ほんとに」

小さく呟く。

「振り回されてるわね、私」

10歳も年下の男に。こんな風に。

すると彼は、楽しそうに笑った。

「照れるなんて」

ちらっと横目で見る。

「かわいいとこあんだな」

「もうっ」

思わず、軽く睨む。

その瞬間——不意に、引き寄せられた。

唇が、触れる。一瞬。でも、しっかりと。

「……っ」

言葉を失う。夜の中で。時間が、止まるみたいに。

「なあ」

彼が、少しだけ低い声で言う。

「俺じゃないとダメだって」

視線が、絡む。
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