私を言葉で抱く年下作家の溺愛
「俺が、あんたを抱くから」

「……え」

思わず、言葉が漏れる。

でも、否定は、出てこない。

「俺に」

蓮はさらに距離を詰めてくる。

「たっぷり愛されろ」

——その一言が、空気が変えた。

また唇が、重なる。さっきよりも、深く。強く。

でも、どこか優しい。

そしてお互いキスしながら、服を脱いでいく。

仄暗い灯りの中で、蓮の肌と私の肌が露わになった。

「……蓮」

名前を呼ぶと、すぐに、視線が返ってくる。

「なに?」

まっすぐな瞳。それだけで、急に恥ずかしくなる。

「……あんまり、見ないで」

思わず、視線を逸らす。

すると彼は、くすっと笑った。

「今さら?」

軽く首を傾ける。
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