私を言葉で抱く年下作家の溺愛
「いい子だ」

優しく、言われる。

その一言で。胸の奥が、じんわりとほどける。

今度は首元のすぐ近くで、彼の吐息が触れる。

それだけで、体が反応してしまう。

「……んん」

何も言えない。ただ、感じてしまう。

「声、聴かせて」

静かに、促される。

「隠さなくていいから」

——その言葉に。最後の理性が、ほどけた。

「……ああ……」

自分でも驚くくらい、素直な声が漏れる。

恥ずかしいのに、止められない。

「梨沙」

名前を呼ばれるだけで、胸が締めつけられる。

「一つになるよ」

その言葉に、意識が、揺れる。

距離が消える。触れているのに。

それ以上に——心が、重なっていく。
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