私を言葉で抱く年下作家の溺愛
境界が、曖昧になる。

どこまでが自分で、どこからが彼なのか。

分からなくなる。

「蓮……私……」

言葉が、途切れる。何を言いたいのか、自分でも分からない。

ただ、溢れてくる。感情が。

「いいんだよ」

すぐに、優しく返される。でも、逃がさない声で。

「ちゃんと感じて」

一瞬、間を置いて。

「嘘つかないで」

——その一言で、完全に崩れた。

隠していたものも。守っていたものも。

全部、ほどけていく。

 「……蓮……」

名前を呼ぶ。それだけで、胸がいっぱいになる。

苦しい。でも、幸せで。

どうしようもないくらいに、溢れてくる。

——こんなに、私、この人のこと。好きになってる。
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