共依存の悪魔
イステル
「なのに、まだおナベも持てないの?』

クレマ
『そうなの、不思議だねぇ…よほど打ちどころが悪かったのかな?』

イステル
(何だろう…?すごくモヤモヤする。まるで何かを”ごまかされた”ような…。)

「お父さん、怒ったんじゃない?」

クレマ
『どうして?』

イステル
「その頃、ルーシャは18歳でしょ?」

クレマ
『そうそう、ちょうど18歳になった年だね。』

イステル
「”独り立ちしろ”って怒られなかったの?」

クレマ
『そんなに怒ってた記憶はないね。声を荒げることもなくなってたよ。』

イステル
「それでルーシャは実家に留まったの?」

クレマ
『まぁ、そうだねぇ。』

イステル
「ルーシャのケガが治らないこと、お父さんも不思議に思ったんじゃない?」

クレマ
『どうかねぇ?ケガした娘を追い出すわけにはいかないでしょう。』

イステル
「そうだけど…ルーシャは”独り立ちしたい”って言ってる?」

クレマ
『お父さんが丸くなってからは、わりと仲良くやってたよ。』

イステル
「そ、そう…(モヤモヤ…)。」
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