共依存の悪魔
まただ…実家に入った時と同じ違和感。

過去へのタイムスリップというより、額縁の中に閉じ込められたみたい。

まるで、幼いあの頃のまま”美しい絵画”にされるような…不気味な…。



<その日の夜>

イステル
「ルーシャはもう寝た?」

クレマ
『寝たよ、外出して疲れたんだろうね。』

イステル
「そう…ルーシャが手足をケガしたのはいつ頃?」

クレマ
『足はイステルが居た頃だね。』

イステル
「ああ、それは覚えてる、転んだんだよね。」

クレマ
『そう、転んだ拍子に。』

イステル
「両手のケガは?」

クレマ
『イステルが出て行って1年後だから、5年前かな。』

イステル
「見た感じ、すごく痛そうだったけど、そんなに重症なの?」

クレマ
『軽傷だよ。治癒魔法も効いたし、お医者さんは3ヶ月くらいで完治するって。』
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