共依存の悪魔
ジルベラ
『あなた、”私が何とかしなきゃ”って思ってるでしょ?』

イステル
「…(ギクリ!)」

ジルベラ
『それこそ共依存の大好物。ルーシャの本音を思い出して?』



ー お姉ちゃん、早くこう思ってよ。このままでは実家が詰む…私が何とかしなければって。早く助けてよ、養ってよ、大事なことをぜんぶ決めてよ ー



イステル
「あ…!」

ジルベラ
『あなたが深入りすればするほど、共依存の沼に引きずり込まれる。あなた、お母さんと同じことをする寸前だったよ?』

イステル
「気づかなかった…私が2人をコントロールしようとしてたなんて…。」

ジルベラ
『自分で気づいただけでもあなたは冷静よ。家族の問題は、冷静かつ客観的に見られる人がいることが大事。』

イステル
「私、このままじゃただの傍観者…本当に打つ手がないの…?」

ジルベラ
『…あなたが助けなくてもいいのよ。』

イステル
「そんな…!!じゃあルーシャは一生、実家に閉じ込められて…?!」
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