共依存の悪魔
ジルベラ
『…つまり、信じて見守った?』

イステル
「気持ちの距離感はそれくらい。”私が何とかしなきゃ”はダメだよって、自分に言い聞かせてた。」

ジルベラ
『…おめでとう…。』

イステル
「え??」

ジルベラ
『もしかしたら、共依存の呪いが解けるかもしれない。』

イステル
「本当?!どうやったの?!」

ジルベラ
『私は何もしていない。イステルの解呪魔法のおかげよ。』

イステル
「私こそ何もしてないよ!むしろ家族を無視して、自分の夢ばかり追いかけて…!」

ジルベラ
『昼間のルーシャの様子、覚えてる?』

イステル
「え?ええまぁ…眼がキラキラしてたような…。」

ジルベラ
『きっと、姉の姿を見て、自分の力を信じ始めたのよ。お母さんにかけられた”あなたは何もできない子どものまま”という呪いを打ち破ってね。』

イステル
「あ…!」

ジルベラ
『お母さんもそう…ルーシャを手放す覚悟を少しずつ決めながら、自分の好きなことを見つけ始めてる。』

イステル
「あんなに苦手だったミルクティー…今では飲み歩いてるなんてね…。」
< 40 / 43 >

この作品をシェア

pagetop