共依存の悪魔
ジルベラ
『一生、共依存で共倒れになる親子もいるけど、あの2人は違った。あなたが信じた通り、自分の足で歩きたいという意思がまだ残っていたの。』

イステル
「私が”助けなかった”から…?」

ジルベラ
『そう。家族だろうと他人同士。あなたが変えることはできないけど、あなたが夢に向かう姿はちゃんと伝わるの。ルーシャにもできるよってね。』

イステル
「もし、実家があのままだったら、2人は幸せだったの?」

ジルベラ
『かもね。実家から必ず出ないといけないわけじゃない。お互い幸せならあのままでもいいけど、イステルにはそう見えなかったんでしょ?』

イステル
「うん、絵画に閉じ込められて、自分が朽ちていくように感じた…。」

ジルベラ
『きっと、2人も心のどこかでそう思っていたからこそ、今の変化があるんじゃない?』

イステル
「…ジルベラ…本当に…ありがと!共依存の呪いを解いてくれて…!」

ジルベラ
『私じゃないってば。それに、喜ぶのはまだ早いでしょ?』

イステル
「いつか、私の時計が2人と共鳴したら…また家族3人で一緒に寝たい!」
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