光王子と月夜のシンデレラ
夕日が沈むのを時間も忘れて見入ってしまった。……ん?時間……?
「じ、時間!さすがにそろそろ戻らないと……」
「ああ」
「何でそんなに落ち着いているんですか!早く行きますよ!」
ズルッ――
勢いよく振り返ったせいか、足を滑らせてしまった。
バランスを崩して足がもつれる。その先に見えるのは……海!
「お、おいっ!」
ザッパーン!――
水面が近づいている、と思った時には海へ真っ逆さま。
手を繋いでいたから、今宮くんを道連れにしてしまった……
「い、今宮くん!ごめんなさ……」
「大丈夫?」
ひいぃ!
水に濡れた前髪を片手でかきあげているイケメンが目の前いる。
水も滴るいい男なんて言うけれど、それを具現化したような。
興奮の中、ふと背中と肩に温もりを感じる。
意識してみると、今宮くんのもう片手が私の背中越しに肩に回っていた。
ギリギリ足がつく深さではあるけれど、支えてくれていたのだ。
「あ、あの……私泳げるので……大丈夫なので……」
「いいよ、このまま足の着くところまで連れていく」
表情も変えずに、砂浜の方へ向かっている。
私だけドキドキしているみたいで、なんだか恥ずかしい。
「本当ごめんなさい……」
「ふっ……あんたといると退屈しないよね」
怒っていてもおかしくはないのに、今宮くんは笑っている。
その笑顔を見て、なぜだか少し心がぎゅっと掴まれた感じになった。
「じ、時間!さすがにそろそろ戻らないと……」
「ああ」
「何でそんなに落ち着いているんですか!早く行きますよ!」
ズルッ――
勢いよく振り返ったせいか、足を滑らせてしまった。
バランスを崩して足がもつれる。その先に見えるのは……海!
「お、おいっ!」
ザッパーン!――
水面が近づいている、と思った時には海へ真っ逆さま。
手を繋いでいたから、今宮くんを道連れにしてしまった……
「い、今宮くん!ごめんなさ……」
「大丈夫?」
ひいぃ!
水に濡れた前髪を片手でかきあげているイケメンが目の前いる。
水も滴るいい男なんて言うけれど、それを具現化したような。
興奮の中、ふと背中と肩に温もりを感じる。
意識してみると、今宮くんのもう片手が私の背中越しに肩に回っていた。
ギリギリ足がつく深さではあるけれど、支えてくれていたのだ。
「あ、あの……私泳げるので……大丈夫なので……」
「いいよ、このまま足の着くところまで連れていく」
表情も変えずに、砂浜の方へ向かっている。
私だけドキドキしているみたいで、なんだか恥ずかしい。
「本当ごめんなさい……」
「ふっ……あんたといると退屈しないよね」
怒っていてもおかしくはないのに、今宮くんは笑っている。
その笑顔を見て、なぜだか少し心がぎゅっと掴まれた感じになった。