嘘つきな先輩は、エリート弁護士になった元カレにすべてを暴かれる
6. 夜に溺れる(前)
押し倒されたベッドからは、やはり、懐かしい律人の匂いがした。きゅうっと胸が痛んで、その痛みを押し流すみたいに、律人の舌が口の中に入り込んでくる。
「ん、ッ……」
ぞくりと、背筋が泡立つ。
久しぶりの、二度と感じることなんてないと思っていた感覚によって、じわじわと体が火照っていくのがわかる。きつく目を閉じてやり過ごそうとする私を許さず、律人の大きな掌が、そっと私の体を撫で下ろす。
腰のあたりを撫でた手が、そのまま、服の中に入ってこようとする。私はその手を慌てて押さえ、咎めるように指先で軽く抓った。
「……約束、」
「わかってます、わかってます。……中に手を入れるのもだめですか?」
「だめ。……くすぐったいから嫌、って、もう忘れた?」
幸いというべきか、私は脇腹の辺りが弱くて、お腹の辺りを触られるのは昔から嫌だった。少し挑発するように言うと、「……覚えてますよ」と少しむきになったみたいな声が返ってくる。
「……そうでしたね。いちかさんは、こうやって……」
無事服から出ていった律人の手が、今度は服の上から背中に回される。寝間着の柔らかな生地越しに、律人の指先が器用に動き、ふっと締め付けが緩くなる。ブラジャーのホックが外されたのだ。そうして律人は、外したブラジャーを下にずらして、服ごしにそっと胸元を撫でた。
「っ、……!」
ほんの僅かな刺激のはずなのに、胸の先がつんと尖って服を押し上げるのがわかる。待ちかねたように律人の指がその尖りを摘んで、私は思わず体を軽く反らせた。
「あ、ッ、……!」
きゅ、きゅ、と乳首を摘んで擦られると、ぞくぞくとした感覚が下腹部から体中に広がっていく。思わずシーツを握りしめた私に、律人が、どこか嬉しそうに笑うのがわかった。
「……服の上から、ここをいじめられるのが好きなの、変わってないんですね」
「っ、……あんまり、喋らないで、……」
「どうして? その『条件』は聞いてません」
決して大きくはない胸を軽く寄せるように揉み、乳首の先端を指先で擦る。
腹部のあたりに手が伸びてきて、再び体がこわばる。律人が安心させるように私に口づけ、その大きな手が、上ではなく下に──もうすっかり愛液をにじませている箇所に滑り込んでくる。指先が割れ目の間に入り込み、ぬめりを感じ取って一度止まるのが、途方もなく恥ずかしい。
「あッ、……ん、んッ」
「声、我慢しないで下さい。……すごい、ぐしょぐしょ。胸、気持ちよかったですか?」
「ばか、……あ、あっ、あ……!」
そのまま指先ですっかり固くなっている箇所を擦られると、どうしても腰が浮いてしまう。自慰さえしていないこともあってだろうか、久々の刺激に体はあっさりと制御を失い、頭の中は久々の快感を追いかけることでいっぱいになってしまう。
きゅうっ、と、下腹部が疼くような感じがする。それがただ快感の痛みだけであることにほっとする。震える私に応えるみたいに、律人の指の動きが早く、強くなっていく。
「や、ッ、あ、……も、いいから、なか、……!」
「中? ……おねだりなら嬉しいですけど、違うでしょう。さっさと終わらせようとしてますね?」
ひどいな、と律人は笑って、容赦なく指先で秘芯をぐりぐりと押し潰す。同時に服の上からでもはっきりわかるほどになった胸元に唇が近づいてきて、きゅっと唇で挟まれ──軽く歯を立てられて、体が勝手にびくびく震えた。
「あッ、んんんッ……!」
咄嗟に唇を噛んで声を押さえたけれど、軽くイッてしまったことは隠せなかっただろう。ちゅ、と服に染みをつけながら、律人の唇が胸元から離れていく。そうして律人は、ひどく嬉しそうな顔で私を見下ろした。
「イッちゃいました? ……いちかさん、かわいー……」
馬鹿なことを言わないで、と言うより前に、律人の唇が私の唇を塞ぐ。絶頂によりさらに濡れそぼったナカに、律人の指が入り込んでくる。久々とはいえ当然処女とは異なるそこは、あっさりと律人の指二本を飲み込んだ。
「んっ、ぅ、……っ……」
口づけに舌を誘い出され、口の中で舌同士を擦り合わされると、背筋がぞくぞくとして、勝手にナカを締め付けてしまう。律人の指がそれを確かめるみたいに蠢き、軽く折れ曲がった指先が、私のナカの気持ちいいところを確実に探り当てる。そのうえ、親指が再び、イッたばかりで敏感な秘芯を捏ねるように潰す。
「ん、っ、……や、だめ、……ッあ、」
「……なにが駄目なんですか。気持ちいいことしかしてませんよ」
「だから、っ、……だめ、んぅ、……ッ、またイッちゃ、……っ……!」
口づけからどうにか逃れながら、必死で訴える──けれども、聞いてもらえるはずもない。ぐちゅぐちゅと、律人の指の動きに合わせて、ひどく卑猥な水音がした。
気持ちいい。
「んっ、……ッあ、あ、あああ……ッ……!!!」
少しも乱暴なところのない、けれども容赦もない指の動きに促され、あっという間に二度目の高みへと昇らされてしまう。思わず力の入った内腿と、余韻で震える私の姿を見下ろし、律人はやっぱり嬉しそうに笑った。
「ん、ッ……」
ぞくりと、背筋が泡立つ。
久しぶりの、二度と感じることなんてないと思っていた感覚によって、じわじわと体が火照っていくのがわかる。きつく目を閉じてやり過ごそうとする私を許さず、律人の大きな掌が、そっと私の体を撫で下ろす。
腰のあたりを撫でた手が、そのまま、服の中に入ってこようとする。私はその手を慌てて押さえ、咎めるように指先で軽く抓った。
「……約束、」
「わかってます、わかってます。……中に手を入れるのもだめですか?」
「だめ。……くすぐったいから嫌、って、もう忘れた?」
幸いというべきか、私は脇腹の辺りが弱くて、お腹の辺りを触られるのは昔から嫌だった。少し挑発するように言うと、「……覚えてますよ」と少しむきになったみたいな声が返ってくる。
「……そうでしたね。いちかさんは、こうやって……」
無事服から出ていった律人の手が、今度は服の上から背中に回される。寝間着の柔らかな生地越しに、律人の指先が器用に動き、ふっと締め付けが緩くなる。ブラジャーのホックが外されたのだ。そうして律人は、外したブラジャーを下にずらして、服ごしにそっと胸元を撫でた。
「っ、……!」
ほんの僅かな刺激のはずなのに、胸の先がつんと尖って服を押し上げるのがわかる。待ちかねたように律人の指がその尖りを摘んで、私は思わず体を軽く反らせた。
「あ、ッ、……!」
きゅ、きゅ、と乳首を摘んで擦られると、ぞくぞくとした感覚が下腹部から体中に広がっていく。思わずシーツを握りしめた私に、律人が、どこか嬉しそうに笑うのがわかった。
「……服の上から、ここをいじめられるのが好きなの、変わってないんですね」
「っ、……あんまり、喋らないで、……」
「どうして? その『条件』は聞いてません」
決して大きくはない胸を軽く寄せるように揉み、乳首の先端を指先で擦る。
腹部のあたりに手が伸びてきて、再び体がこわばる。律人が安心させるように私に口づけ、その大きな手が、上ではなく下に──もうすっかり愛液をにじませている箇所に滑り込んでくる。指先が割れ目の間に入り込み、ぬめりを感じ取って一度止まるのが、途方もなく恥ずかしい。
「あッ、……ん、んッ」
「声、我慢しないで下さい。……すごい、ぐしょぐしょ。胸、気持ちよかったですか?」
「ばか、……あ、あっ、あ……!」
そのまま指先ですっかり固くなっている箇所を擦られると、どうしても腰が浮いてしまう。自慰さえしていないこともあってだろうか、久々の刺激に体はあっさりと制御を失い、頭の中は久々の快感を追いかけることでいっぱいになってしまう。
きゅうっ、と、下腹部が疼くような感じがする。それがただ快感の痛みだけであることにほっとする。震える私に応えるみたいに、律人の指の動きが早く、強くなっていく。
「や、ッ、あ、……も、いいから、なか、……!」
「中? ……おねだりなら嬉しいですけど、違うでしょう。さっさと終わらせようとしてますね?」
ひどいな、と律人は笑って、容赦なく指先で秘芯をぐりぐりと押し潰す。同時に服の上からでもはっきりわかるほどになった胸元に唇が近づいてきて、きゅっと唇で挟まれ──軽く歯を立てられて、体が勝手にびくびく震えた。
「あッ、んんんッ……!」
咄嗟に唇を噛んで声を押さえたけれど、軽くイッてしまったことは隠せなかっただろう。ちゅ、と服に染みをつけながら、律人の唇が胸元から離れていく。そうして律人は、ひどく嬉しそうな顔で私を見下ろした。
「イッちゃいました? ……いちかさん、かわいー……」
馬鹿なことを言わないで、と言うより前に、律人の唇が私の唇を塞ぐ。絶頂によりさらに濡れそぼったナカに、律人の指が入り込んでくる。久々とはいえ当然処女とは異なるそこは、あっさりと律人の指二本を飲み込んだ。
「んっ、ぅ、……っ……」
口づけに舌を誘い出され、口の中で舌同士を擦り合わされると、背筋がぞくぞくとして、勝手にナカを締め付けてしまう。律人の指がそれを確かめるみたいに蠢き、軽く折れ曲がった指先が、私のナカの気持ちいいところを確実に探り当てる。そのうえ、親指が再び、イッたばかりで敏感な秘芯を捏ねるように潰す。
「ん、っ、……や、だめ、……ッあ、」
「……なにが駄目なんですか。気持ちいいことしかしてませんよ」
「だから、っ、……だめ、んぅ、……ッ、またイッちゃ、……っ……!」
口づけからどうにか逃れながら、必死で訴える──けれども、聞いてもらえるはずもない。ぐちゅぐちゅと、律人の指の動きに合わせて、ひどく卑猥な水音がした。
気持ちいい。
「んっ、……ッあ、あ、あああ……ッ……!!!」
少しも乱暴なところのない、けれども容赦もない指の動きに促され、あっという間に二度目の高みへと昇らされてしまう。思わず力の入った内腿と、余韻で震える私の姿を見下ろし、律人はやっぱり嬉しそうに笑った。