婚約者に「いらない」と言われた私が、愛され妻を演じることになりました
「ようやく笑顔を見せてくれたな」
「ごめ――」
心配させた謝罪をしようとした私の口を、凌也さんの唇が塞ぐ。
「ん……」
触れる程度の軽い口づけを繰り返した後、熱い舌が私の口内へ入ってきた。
歯列をゆっくりとなぞり、下の表面をざらりとこすり合わせる。背中がゾクゾクして、小さく身じろいだ。
彼の腕を掴んで快楽に耐えながら、さらに追い求めるように自ら舌を絡ませる。
こうしていると、不安や寂しさが消えていく。ひたすら凌也さんの存在だけが私を支配する。
「はあ……んん」
息苦しくなってきたところで解放されたかと思いきや、再び口づけられる。
髪に手を差し込まれ、口づけは深さを増していく。のみ込みきれない唾液が頬を伝うのも気にならず、ひたすら没頭した。
顔を離した凌也さんが、親指で私の口もとを拭ってくれる。
至近距離から熱い視線に見つめられて、胸の高鳴りが止まらない。
「俺が凪を嫌というほど愛してやる」
そのひと言に、胸が温かくなる。
「この先もずっとだ」
たまらず凌也さんに抱き着くと、彼はそのまま私を抱えて立ち上がった。
迷いなく向かう先は、寝室だとわかっている。熱くなった顔を隠すように、彼の胸もとに擦り寄った。
ベッドに下ろされ、優しく口づけられる。そうしながら、彼は私の服を脱がせていった。
下着姿になった私を押し倒し、凌也さんが覆いかぶさってくる。
何度肌を重ねても、恥ずかしさはなくならない。とっさに胸もとを腕で覆うと、彼はくすりと笑った。
顔中に口づけを落とした後、耳朶をはまれてぶるりと体が震えた。
同時に、もう片方の耳を指で優しく愛撫される。それだけで呼吸がわずかに乱れ、熱い吐息が漏れてしまう。
時折熱い舌を這わせながら、唇が首筋を辿っていく。
胸もとにチクリとした意味があり、視線を向ける。すると、目が合った凌也さんは満足そうな顔をした。
「凪が俺のものだという印だ」
赤く色づいたキスマークが視界に入る。
さらにいくつかつけていく様子に、それだけ強く私を想っていると伝えてくれるようで、胸が熱くなった。
「ごめ――」
心配させた謝罪をしようとした私の口を、凌也さんの唇が塞ぐ。
「ん……」
触れる程度の軽い口づけを繰り返した後、熱い舌が私の口内へ入ってきた。
歯列をゆっくりとなぞり、下の表面をざらりとこすり合わせる。背中がゾクゾクして、小さく身じろいだ。
彼の腕を掴んで快楽に耐えながら、さらに追い求めるように自ら舌を絡ませる。
こうしていると、不安や寂しさが消えていく。ひたすら凌也さんの存在だけが私を支配する。
「はあ……んん」
息苦しくなってきたところで解放されたかと思いきや、再び口づけられる。
髪に手を差し込まれ、口づけは深さを増していく。のみ込みきれない唾液が頬を伝うのも気にならず、ひたすら没頭した。
顔を離した凌也さんが、親指で私の口もとを拭ってくれる。
至近距離から熱い視線に見つめられて、胸の高鳴りが止まらない。
「俺が凪を嫌というほど愛してやる」
そのひと言に、胸が温かくなる。
「この先もずっとだ」
たまらず凌也さんに抱き着くと、彼はそのまま私を抱えて立ち上がった。
迷いなく向かう先は、寝室だとわかっている。熱くなった顔を隠すように、彼の胸もとに擦り寄った。
ベッドに下ろされ、優しく口づけられる。そうしながら、彼は私の服を脱がせていった。
下着姿になった私を押し倒し、凌也さんが覆いかぶさってくる。
何度肌を重ねても、恥ずかしさはなくならない。とっさに胸もとを腕で覆うと、彼はくすりと笑った。
顔中に口づけを落とした後、耳朶をはまれてぶるりと体が震えた。
同時に、もう片方の耳を指で優しく愛撫される。それだけで呼吸がわずかに乱れ、熱い吐息が漏れてしまう。
時折熱い舌を這わせながら、唇が首筋を辿っていく。
胸もとにチクリとした意味があり、視線を向ける。すると、目が合った凌也さんは満足そうな顔をした。
「凪が俺のものだという印だ」
赤く色づいたキスマークが視界に入る。
さらにいくつかつけていく様子に、それだけ強く私を想っていると伝えてくれるようで、胸が熱くなった。