"Mr&Mrs Ogiwara detective office" 事件簿1
「荻原さん1年くらい前まで練馬署にいらっしゃったんですね。最後の事件が放火犯で奥様とのなれそめもその事件だとか?」
「そうです。でもよく知ってますね」
「実は荻原さんと組んでいた佐野刑事は遠い親戚にあたるんですよ。たまたま荻原さんの事調べていたら佐野の上司だとわかって、話を聞いたんですよ」
「そうなんですか?佐野とは月に一度くらいあってますよ。妻とも顔見知りなんで近くに来たとか言って渋谷の事務所に時々やって来るんですよ。さっきの陽太とも知合いですよ」
「聞いてます。何で僕は誘われなかったんだろうってぶつくさ言ってました」
「あいつは根っからデカの仕事が好きなんで誘ってもきっと断られましたよ」
「あはは、実は僕もそう思っているんです。それでお願いなのですがスーパースメラーの奥様のお力貸してもらえませんか?なんか、状況が腑に落ちないんですよ。死因は撲殺なんですが、凶器も特定できていませんしガラスのテーブルの角にも頭を打ち付けて死んでるんですが、そんなにうまく倒れますかね。なんかほかに要因がある気がして、もう死体は鑑識に回っているんですが…」
「う~ん、妻に確認してみます。また電話させていただきます」
そう言って、圭介は浅草署を辞した。
圭介は内心困ったなあと思っていた。結花をこんな事に巻き込みたくはないけれど、悠介の事では棚橋刑事に借りがあるのは否めない。
ちょっと、テンション下がり気味で浅草署の廊下を俯き気味に歩いていたら、玄関で陽太が待っていた。
「どうした陽太、先に帰っていればいいのに」
「ちょうどお昼だから圭介さんに奢ってもらおうと思って、浅草だから焼肉」
「何で浅草だから焼肉になるんだ?意味が分からんなあ、でも久しぶりに焼肉いいな。結花に焼肉の匂いぷんぷんさせて帰ったら叱られるけどな」
「そう言うと思って、みんな呼んどきました」
“ええっ“と言って、陽太が手のさす方を見ると、渋谷のスタッフ全員と練馬のスタッフも全員集まって手を振っている。
“仕方ないなあ”と呟きながらも、このお代は悠介に回そうと決めた。
車の件はもみ消されたが、その所為で結花に動いてもらわなくてはならない。断る選択肢はないだろう。
皆で陽太が予約しておいた焼肉屋へ向かう。本当に準備がいい奴だ。そこでハタと気が付いた。
「佐野、なんでお前がいるんだよ」
「ちょうど渋谷の方に聞き込みがあったんで事務所に寄ったら、陽太から電話が入って圭介さんが昼焼肉奢ってくれるっていうから付いてきました」
「何が付いてきましただよ。チャンと聞き込みしろよ。浅草署の棚橋刑事に言いつけるぞ。親戚だってな?」
「うへえ、なんで知ってんですか?そうか浅草署にいたな。棚橋のおっさんがらみの事件?」
「まあな。そら行くぞ。お前結花の横に張り付いてんじゃねえ、離れろ」
「チェ、相変わらず結花さん命なんだからな」
圭介はその日の焼肉のお代はOGグループの副社長にしっかり請求書を回していた。
今日はもう会社はお休みにすると言ったので皆お酒も飲んで夕方まで個室を借り切って大騒ぎしていた。
悠介さんに回るであろうクレジットカードの数字を見て結花は目を回した。
20万円を少し超える金額で、申し訳なさすぎると圭介に言うと、“大丈夫悠介からはいくらでもいいから払うと言われている”と言って笑っていた。
「そうです。でもよく知ってますね」
「実は荻原さんと組んでいた佐野刑事は遠い親戚にあたるんですよ。たまたま荻原さんの事調べていたら佐野の上司だとわかって、話を聞いたんですよ」
「そうなんですか?佐野とは月に一度くらいあってますよ。妻とも顔見知りなんで近くに来たとか言って渋谷の事務所に時々やって来るんですよ。さっきの陽太とも知合いですよ」
「聞いてます。何で僕は誘われなかったんだろうってぶつくさ言ってました」
「あいつは根っからデカの仕事が好きなんで誘ってもきっと断られましたよ」
「あはは、実は僕もそう思っているんです。それでお願いなのですがスーパースメラーの奥様のお力貸してもらえませんか?なんか、状況が腑に落ちないんですよ。死因は撲殺なんですが、凶器も特定できていませんしガラスのテーブルの角にも頭を打ち付けて死んでるんですが、そんなにうまく倒れますかね。なんかほかに要因がある気がして、もう死体は鑑識に回っているんですが…」
「う~ん、妻に確認してみます。また電話させていただきます」
そう言って、圭介は浅草署を辞した。
圭介は内心困ったなあと思っていた。結花をこんな事に巻き込みたくはないけれど、悠介の事では棚橋刑事に借りがあるのは否めない。
ちょっと、テンション下がり気味で浅草署の廊下を俯き気味に歩いていたら、玄関で陽太が待っていた。
「どうした陽太、先に帰っていればいいのに」
「ちょうどお昼だから圭介さんに奢ってもらおうと思って、浅草だから焼肉」
「何で浅草だから焼肉になるんだ?意味が分からんなあ、でも久しぶりに焼肉いいな。結花に焼肉の匂いぷんぷんさせて帰ったら叱られるけどな」
「そう言うと思って、みんな呼んどきました」
“ええっ“と言って、陽太が手のさす方を見ると、渋谷のスタッフ全員と練馬のスタッフも全員集まって手を振っている。
“仕方ないなあ”と呟きながらも、このお代は悠介に回そうと決めた。
車の件はもみ消されたが、その所為で結花に動いてもらわなくてはならない。断る選択肢はないだろう。
皆で陽太が予約しておいた焼肉屋へ向かう。本当に準備がいい奴だ。そこでハタと気が付いた。
「佐野、なんでお前がいるんだよ」
「ちょうど渋谷の方に聞き込みがあったんで事務所に寄ったら、陽太から電話が入って圭介さんが昼焼肉奢ってくれるっていうから付いてきました」
「何が付いてきましただよ。チャンと聞き込みしろよ。浅草署の棚橋刑事に言いつけるぞ。親戚だってな?」
「うへえ、なんで知ってんですか?そうか浅草署にいたな。棚橋のおっさんがらみの事件?」
「まあな。そら行くぞ。お前結花の横に張り付いてんじゃねえ、離れろ」
「チェ、相変わらず結花さん命なんだからな」
圭介はその日の焼肉のお代はOGグループの副社長にしっかり請求書を回していた。
今日はもう会社はお休みにすると言ったので皆お酒も飲んで夕方まで個室を借り切って大騒ぎしていた。
悠介さんに回るであろうクレジットカードの数字を見て結花は目を回した。
20万円を少し超える金額で、申し訳なさすぎると圭介に言うと、“大丈夫悠介からはいくらでもいいから払うと言われている”と言って笑っていた。