13日の日直当番
ふたりは動揺しながらリビングの中央へと移動する。
窓までもう少し距離がある。
次に翔太くんはソファに置かれていたクッションを拳で殴りつけた。
クッションがボスッと音を立てて中央がへこむ。
「ひゃあ!」
「うおっ」
城崎さんが飛び上がり、男がギョッと目を見開いてクッションへ視線を向ける。
その様子がおかしくて思わず笑ってしまった。
ふたりは翔太くんの繰り広げるポルターガイスト現象から必死で逃げて、気が付けば窓の前まで移動してきていた。
「汐里ちゃん今だ!」
翔太くんの声を合図にして私は窓に息を吹きかけた。
暖かな日でもこれで窓を曇らせることができる。
でも時間はほんの一瞬だけだ。
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