13日の日直当番
翔太くんが試しに、他の生徒のエンピツに触れてみるとそれは簡単に机から落下して音を立てた。
「物に触れるなら意思疎通もできる!」
翔太くんが叫ぶように言って黒板へと走った。
東野先生が授業を続けているその横でチョークを掴む。
自分たちの存在をみんなに知らせるために黒板に事情を書こうとしたが、黒板にチョークが触れた瞬間それは床に落ちて割れてしまった。
東野先生が怪訝そうな顔で床に落ちたチョークを見つめている。
首を傾げつつもそれを綺麗に拾い上げて「先生がチョークを折っちゃったことは内緒な」と、面白おかしく生徒たちに口封じをしている。
「どうしたの翔太くん」
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