13日の日直当番
「わからない。急に手から力が抜けてチョークが落ちちゃったんだ」
首を傾げつつ自分の右手を見つめる翔太くんに変わって、今度は私がチョークを手にした。
黒板の下の方に試し書きしてみようと思ったのだけれどうまく行かず、翔太くんと同じように文字を書く前にチョークが落ちてしまった。
「ダメ。文字を書こうとするとうまくいかない」
「もしかしたら、細かい動作は無理なのかもしれないな」
こっちの世界の物に触れることはできても、それにも制限がつくということだ。
それなら次はどうすればいいのか。
ふたりして黙り込んでしまったとき、授業終わりを告げるチャイムが聞こえてきた。
首を傾げつつ自分の右手を見つめる翔太くんに変わって、今度は私がチョークを手にした。
黒板の下の方に試し書きしてみようと思ったのだけれどうまく行かず、翔太くんと同じように文字を書く前にチョークが落ちてしまった。
「ダメ。文字を書こうとするとうまくいかない」
「もしかしたら、細かい動作は無理なのかもしれないな」
こっちの世界の物に触れることはできても、それにも制限がつくということだ。
それなら次はどうすればいいのか。
ふたりして黙り込んでしまったとき、授業終わりを告げるチャイムが聞こえてきた。