13日の日直当番
運転手さんにも他の乗客にも私たちの姿は見えていないから、お金を支払う必要はない。
「仕方ないよ。僕たちはこっちの世界では存在していない人間なんだから。代わりに、元の世界に戻った時にこのバスを沢山利用してあげよう」
翔太くんはそう言うとバスの運転手の名前を確認して覚えようとしている。
本当にこのバスを使用するつもりでいるんだろう。
「元の世界に戻れるかな」
バスに揺られていると少し緊張がほぐれてきて、ふと不安が口からもれだしてしまった。
翔太くんが眉を下げて私を見つめる。
「今までいなくなった日直たちが戻ってきたことってないよね?」
「……たぶんね」
「仕方ないよ。僕たちはこっちの世界では存在していない人間なんだから。代わりに、元の世界に戻った時にこのバスを沢山利用してあげよう」
翔太くんはそう言うとバスの運転手の名前を確認して覚えようとしている。
本当にこのバスを使用するつもりでいるんだろう。
「元の世界に戻れるかな」
バスに揺られていると少し緊張がほぐれてきて、ふと不安が口からもれだしてしまった。
翔太くんが眉を下げて私を見つめる。
「今までいなくなった日直たちが戻ってきたことってないよね?」
「……たぶんね」