履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「すみません、また改めてcuteの商品を持って店の方に行きますね」
「そうしていただけると助かります」
そう言うと怜央は片付けを始めた。
「白鳥」
「はい?」
「飯でも食いに行くか?」
「いいんですか?」
「いいから誘ってる」
「行きます!お腹空きました」
「よし、じゃあ挨拶してくるからスタジオの外で待ってろな」
「はい」
万珠はスタッフにお疲れ様でしたーと元気よくスタジオを出た。
スマホを見ながら待っていると、慧介が出てきて万珠に声をかける。
「お待たせ」
万珠はスマホをバックに入れた。
「白鳥は電車で来たのか?」
「はい」
「俺も今日は電車だ、何か食べたいものはあるか?」
「お肉!」と言うと万珠のお腹がぐぅと鳴る。
「あっ…へへっ、朝から何も食べてなくて」
「朝から?」
「はい、昼まで寝ちゃって支度してきたので」
「それでもコンビニで何か買えるだろ」
「そうなんですけど、休みの日ってついダラダラしちゃって」
「わからんでもないが…肉か…焼肉?鉄板焼き?」
「焼肉で(笑)」
慧介はスマホで予約を入れ、2人は電車に乗った。
電車に揺られながら万珠は慧介に聞く。
「社長は電車とか使わないんじゃないですか?運転手付きとか…」
「いや、その時によってかな、今日はスタジオが駅近だったし、運転手はいない」
「へぇ、意外です」
「自分が運転するからな」
「なるほど」
表参道に到着して2人は駅から歩いて行く。