履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜

慧介が服を出してくれ、万珠はブラをつけて服を着た。

廊下に出ると慧介は万珠の肩を抱き、軽く頭にキスを落とす。

万珠も慧介にピタッと引っ付いていた。

「万珠、フワフワする〜」

「大丈夫か?アルコール飲んでるからかな」

「そうなのかなぁ…万珠って可愛くないから何で可愛いって言ってくれるのかわかんないの」

ちょっと酔ってるか?慧介は思った。

それも可愛いしかないが…

「万珠は可愛いよ、何でそう思うんだ?」

「だって地下アイドルの時にSNSとかで書かれたことあるもん」

「それは好みの問題だろ、万珠を応援してくれていたファンはいただろ?」

「うん、だけどグループってその中でやっぱり優劣ってつけられちゃうんだよ、誰かが万珠の事を嫌いになったら次々と書かれちゃう」

「そんなの辞めていい、みんなで高め合わないグループなんて必要ないよ」

「そっか…ありがとう」

万珠は慧介の胸に頭をつけた。

慧介はそっと頭を撫でたのだった。

「万珠」

「ん?」

「俺、無意識にビール飲んじゃってたよ、車で送れない、泊まっていくか?」

「あっ」

「お前電車乗ったら寝るだろ」

「うーん、もう眠い……あーあ、やっぱり引っ越そうかな」

「遠いのか?」

「乗り換え含めて1時間」

「今日は泊まれ、危ない」

「うん…ふぁあ」

万珠は大きなあくびがでた。

「寝ろよ、後でベッドに運んでやるから」

「いいの?」

「うん、少し仕事するからソファで横になってろ」

「ありがとう…」

万珠は目を閉じるとすぐに寝息が聞こえてきた。


カタカタと響くタイピングの音に万珠は目が覚めた。

「…社長」

「ん?起きたのか」

万珠は身体をおこすとパソコンの横にコーヒーカップが置いてある。

そういえば三浦さんが社長はあまり寝れてないと言ってたな…
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