履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜

「寝なきゃだめだよ」

「わかってはいるんだけどな…来月の海外出張の準備をしなきゃいけないんだ、時差があるから相手が仕事の時に交渉しなくちゃいけない」

「時差…海外ってどこにいくの?」

「フランスだ」

「えっ!びっくりして目が覚めちゃった」

「フランス語が全くわからないからちゃんとした英語で書類を作らなきゃと思ってさ、話すのは何となくフィーリングで話せるけど仕事となるとな…」

「社長がするなんて偉いね」

「まあ、今は言えないけど前に進んでる仕事があるからな」

「それで万珠にもビジネス英語を?」

「そうだ」

「フランス語でもありがとうの種類はたくさんあるしね」

慧介はパソコンから視線を外し万珠を見た。

「万珠はフランス語出来るのか?」

「会話くらいなら」

「…凄いな、いや予想外だ、やっぱり万珠を選んで良かった」

「万珠は役に立つ?」

「あぁ、側にいてくれ」

「へへっ(笑)」

無邪気な笑顔を見せた。

「もう遅いから寝よ、万珠が隣にいてあげるから、睡眠は大事だよ」

慧介はパソコンを閉じた。

「そうだな」

慧介は万珠をヒョイと抱えあげて寝室に歩いて行く。

ベッドに座らせて慧介のTシャツを万珠に貸した。

「ふふっ、さっき着替えたばっか(笑)」

万珠は大きなTシャツを借りてブラを外しパンツもシワになるためショーツだけになった。

「男の理想の姿だな」

慧介もTシャツ1枚になり、万珠の隣に横になる。

「万珠、おやすみ、チュッ」

軽く慧介から口唇にキスをもらうと万珠は慧介の頭を胸につけた。

「万珠の側でゆっくり寝てね」

「ん、ありがとう」

慧介はしばらくすると万珠の胸に頭を埋めたまま軽く寝息が聞こえてきた。

ふふっ、可愛い…
無理しないでね
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