履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「小悪魔メイクはどうしてもギャルのイメージがありますが、全体的に濃いくしなければ可愛く仕上がりますよ」
「はい、ありがとうございます」
「少し髪も…」といってなみなみのロングヘアにあっという間にしてもらった。
「店舗にいるスタッフは基本ヘアだけになる事が多いんですよ、メイクの勉強にこちらもなりました、ありがとうございます、あと来月から店のホームページを更新するので、お2人が載ります」
「ぜーったい見ます(笑)」
「万珠、少し待ってろ」
「うん」
「怜央さん、少しお話いいですか?」
「はい」
しばらく慧介は怜央と話し、また、お願いしますと言って万珠とNUAGE(ニュアージュ)を出た。
「メイクって本当に奥が深いな」
「うん」
2人は慧介が予約をしていたすき焼き専門店のお店に来ていた。
「うーん、美味しい〜」
「俺さ、小悪魔メイクだけでセット商品を作ろうと思ったけど、ちょっと考え直さないとな」
「うん?」
「この前の撮影の時と今日とじゃメイクが違うだろ?」
「あれは撮影用って…」
「いや、リップの色とかチークとかさ」
「それはそうだけど」
「怜央さん曰く、服装でも変えるらしい」
「あ〜、なるほど、時間もあるかもよ、朝からこのメイクはやっぱり会社では出来ないよ」
「だよな、やっぱりTPOでメイクも変えなきゃな」
「うん!万珠って寝落ちする事が多いからすぐ肌荒れしちゃうし、女性って生理とかでもニキビとかできちゃうんだよ」
「それは聞いた事あるな」
「誰に聞いたの?」
「安達」
「ふーん」
万珠は慧介から目を反らせた。
「仕方ないだろ、万珠に出会う前なんだからさ」
「仕方ないね〜」