履歴書からの一目惚れ〜若き社長は小悪魔メイクがお気に入り〜
「あのさ、みんな連絡先とか交換してるの?」
万珠は上目遣いで生島を見た。
生島はドキッとした。
「えっと…富岡と岡崎しか知らない、みんな顔合わせて聞いていってるからさ」
「本当に?良かったぁ、万珠の知らない所で同期のグループLINEとか出来てたらショック〜」
「まだないよ、そんなん出来てたら俺が万珠をほっとかないし」
「え〜ありがとうー、絶対だよ」
「もちろん!」
万珠は立ち上がり先に戻るねと言うとその場を去った。
良かった、まだグループLINEは出来てなかった。
ルンルンと自分の席に戻っていった。
あっ、そうだ今日は社長に面会があるんだった。
社長に電話すると外の騒がしい音が聞こえる。
「どうした?」
「今日のお客様ってお菓子とか入りますか?」
「あー、俺が買って帰る、あとその時間に白鳥も同席な」
「私?」
「大丈夫なの?」と少し遠くで安達さんの声に似たような言葉が万珠の耳に入ってきた。
「わかりました、ではお菓子はお願いします」
社長がわかったと言う前に万珠はスマホを切った。
慧くんと安達さんは一緒にお昼を食べている!
三浦さんもいるかもしれないけど3人ともお昼は外食が多いって言ってたし、会社近くじゃなくても車があれば少し遠くも行けて他の社員にも気づかれにくい。
面会は15時で2名…少し早く万珠はお昼を切り上げたけど万珠は社長室の電気ポットを取りに行った。
ノックはしたが当然社長はいるはずもなく、電気ポットに水を入れておく。
お茶もコーヒーも少なくなっているから席に戻り物品用紙に煎茶とコーヒーを書いて、総務に持っていった。