藤木部長にロックオン〜あの子のハートビームから逃げられない〜
片瀬くるみのケガ
「赤石さん」
定時になり、俺は帰り支度を始めた赤石千夏を呼び止めた。
「はい、何でしょう?」
「これから真っ直ぐ社宅に帰るか? もしよければ、俺も片瀬さんの様子を見に行きたいんだが」
すると赤石千夏は「ええ!?」と仰け反った。
「どうしてですか?」
「いや、ちょっと心配で。ケガをしているのに、仕事で無理をさせてしまったから」
「だからって、部長がわざわざ?」
「だめか?」
「いえ、とんでもない。ですが部長の身の安全の為には、あまり近寄らない方がよろしいかと」
確かにそうなのだが、俺は心を入れ替えていた。
片瀬くるみは、俺をロックオンしてハートビームを繰り出すばかりではない。
仕事面では誰よりも優秀で、頼りになる存在だ。
俺はそのことを今日、まざまざと思い知らされていた。
「部長として、彼女に感謝し、労いたいんだ。本当によくやってくれた」
真剣にそう言うと、赤石千夏も「そういうことなら」と頷く。
二人でオフィスを出ると、すぐ近くのオシャレなデリカッセンでいくつかテイクアウトメニューを選び、タクシーで社宅に向かった。
定時になり、俺は帰り支度を始めた赤石千夏を呼び止めた。
「はい、何でしょう?」
「これから真っ直ぐ社宅に帰るか? もしよければ、俺も片瀬さんの様子を見に行きたいんだが」
すると赤石千夏は「ええ!?」と仰け反った。
「どうしてですか?」
「いや、ちょっと心配で。ケガをしているのに、仕事で無理をさせてしまったから」
「だからって、部長がわざわざ?」
「だめか?」
「いえ、とんでもない。ですが部長の身の安全の為には、あまり近寄らない方がよろしいかと」
確かにそうなのだが、俺は心を入れ替えていた。
片瀬くるみは、俺をロックオンしてハートビームを繰り出すばかりではない。
仕事面では誰よりも優秀で、頼りになる存在だ。
俺はそのことを今日、まざまざと思い知らされていた。
「部長として、彼女に感謝し、労いたいんだ。本当によくやってくれた」
真剣にそう言うと、赤石千夏も「そういうことなら」と頷く。
二人でオフィスを出ると、すぐ近くのオシャレなデリカッセンでいくつかテイクアウトメニューを選び、タクシーで社宅に向かった。