藤木部長にロックオン〜あの子のハートビームから逃げられない〜
「これは……、ひょっとして最初に階段を踏み外したあと、またどこかで捻りましたか?」
片瀬くるみを抱えて診察室のベッドに座らせると、医師が患部に手を添えて尋ねた。
「はい。自宅で、足元にあった書類を踏んで滑ってしまって……」
えっ!と俺は思わず片瀬くるみの横顔を見つめる。
「そうでしたか。その2度目の方が、捻り方が酷かったのではないですか?」
「あ、はい……」
「念の為、レントゲンを撮りますね。ご案内します」
俺は再び片瀬くるみを抱き上げ、案内されたレントゲン室へと歩きながら、自責の念に駆られていた。
(上司である俺が無茶をさせたんだ。在宅ワークにさせて、結果として一人であんな無謀な案件を急いでさせる羽目になってしまった。俺の責任だ)
ギュッと彼女を抱く腕に力をこめる。
片瀬くるみは終始痛みをこらえるように、身体を固くしていた。
片瀬くるみを抱えて診察室のベッドに座らせると、医師が患部に手を添えて尋ねた。
「はい。自宅で、足元にあった書類を踏んで滑ってしまって……」
えっ!と俺は思わず片瀬くるみの横顔を見つめる。
「そうでしたか。その2度目の方が、捻り方が酷かったのではないですか?」
「あ、はい……」
「念の為、レントゲンを撮りますね。ご案内します」
俺は再び片瀬くるみを抱き上げ、案内されたレントゲン室へと歩きながら、自責の念に駆られていた。
(上司である俺が無茶をさせたんだ。在宅ワークにさせて、結果として一人であんな無謀な案件を急いでさせる羽目になってしまった。俺の責任だ)
ギュッと彼女を抱く腕に力をこめる。
片瀬くるみは終始痛みをこらえるように、身体を固くしていた。