藤木部長にロックオン〜あの子のハートビームから逃げられない〜
耳を澄ませて様子をうかがいながら、キッチンで朝食を用意する。
ネットスーパーで頼んでおいたヨーグルトやパンも届き、スクランブルエッグとサラダを用意してテーブルに並べた。
大丈夫だろうかと、ソワソワしながらバスルームを気にしていると、しばらくしてラフなTシャツとジーンズに着替えた片瀬くるみがリビングに入って来た。
(へぇ、こんな服も着るんだ)
いつものオフィススタイルを見慣れていたせいか、新鮮に感じる。
と、それどころではない。
「大丈夫だったか? 痛みは?」
「はい、平気です」
「よかった。ソファに座って、湿布を貼り直すから。あ、ドライヤーもまだなのか」
俺は片瀬くるみをソファに座らせると、ドライヤーを持ってきて渡し、足元にひざまずいて湿布を新しく貼った。
サポーターで固定して、これでよしと頷く。
「朝食、ここに運ぶから」
「すみません、ありがとうございます」
皿をトレイに載せると、ソファの前のローテーブルに運び、一緒に食べ始めた。
「この土日はとにかく動くなよ。何かあればすぐ俺を呼んで。食事も俺が運ぶから」
「えっ、そんな……」
「これは部長命令だ。いいな?」
真剣に言うと、片瀬くるみは、はいと頷く。
「問題は月曜日からだな。俺が会社に行けば、一人になってしまう」
「私のことは、どうぞお気になさらず」
「社宅に戻って、ムーン……管理人さんにお世話を頼もうか」
「いえ、そんなことを頼むのは気が引けます。月曜日になれば、もう一人で大丈夫ですから」
そういう訳にはいかないが、とにかくこの土日は安静にして、様子を見ることにした。
ネットスーパーで頼んでおいたヨーグルトやパンも届き、スクランブルエッグとサラダを用意してテーブルに並べた。
大丈夫だろうかと、ソワソワしながらバスルームを気にしていると、しばらくしてラフなTシャツとジーンズに着替えた片瀬くるみがリビングに入って来た。
(へぇ、こんな服も着るんだ)
いつものオフィススタイルを見慣れていたせいか、新鮮に感じる。
と、それどころではない。
「大丈夫だったか? 痛みは?」
「はい、平気です」
「よかった。ソファに座って、湿布を貼り直すから。あ、ドライヤーもまだなのか」
俺は片瀬くるみをソファに座らせると、ドライヤーを持ってきて渡し、足元にひざまずいて湿布を新しく貼った。
サポーターで固定して、これでよしと頷く。
「朝食、ここに運ぶから」
「すみません、ありがとうございます」
皿をトレイに載せると、ソファの前のローテーブルに運び、一緒に食べ始めた。
「この土日はとにかく動くなよ。何かあればすぐ俺を呼んで。食事も俺が運ぶから」
「えっ、そんな……」
「これは部長命令だ。いいな?」
真剣に言うと、片瀬くるみは、はいと頷く。
「問題は月曜日からだな。俺が会社に行けば、一人になってしまう」
「私のことは、どうぞお気になさらず」
「社宅に戻って、ムーン……管理人さんにお世話を頼もうか」
「いえ、そんなことを頼むのは気が引けます。月曜日になれば、もう一人で大丈夫ですから」
そういう訳にはいかないが、とにかくこの土日は安静にして、様子を見ることにした。