藤木部長にロックオン〜あの子のハートビームから逃げられない〜
「部長。文具フェスタの台紙と景品が届きました」
午前10時。
赤石千夏に声をかけられ、俺は席から立ち上がる。
「ありがとう。すぐに検品する」
「はい」
台車で会議室に運び、そっとダンボールを開いた。
「わぁ、すてきな仕上がりですね。さすがはくるみのデザイン」
一番上に載せられたサンプルを見て、赤石千夏が声を弾ませる。
スタンプラリーの台紙は、まるでポストカードのように目を引くポップで明るいデザイン。
そしてミニステンレスボトルは、メインロゴをシンプルに入れ、主張し過ぎず持ち歩きやすいデザインだった。
「これならきっと、くるみのイメージ通りですよね」
「ああ、そうだな」
俺は早く見せてやりたい気持ちを抑えて、丁寧に検品を終えた。
既にフォーラムでは文具フェスタの設営が開始されているとあって、これから直接届けに行くと先方に連絡する。
「部長、お車までご一緒します」
台車を押してくれる赤石千夏に「ありがとう」と言って、二人で駐車場に向かった。
「部長、くるみのことでは色々お世話になりました」
「いや、ケガも回復してよかった。今夜彼女を社宅まで送り届けるから」
「えっ、そうなんですか?」
「ああ。これからは君が時々様子を見てやってほしい」
「それは、はい、もちろん」
なぜだか歯切れの悪い返事をする赤石千夏に、どうしたのかと思いつつ、俺は車のトランクにダンボールを積んだ。
「では行ってくる。あとのことはよろしく」
「はい、かしこまりました。部長、くるみをよろしくお願いします」
「わかった。なるべく早く送り届ける」
俺は車に乗り込むと、まずは自分のマンションへと向かった。
午前10時。
赤石千夏に声をかけられ、俺は席から立ち上がる。
「ありがとう。すぐに検品する」
「はい」
台車で会議室に運び、そっとダンボールを開いた。
「わぁ、すてきな仕上がりですね。さすがはくるみのデザイン」
一番上に載せられたサンプルを見て、赤石千夏が声を弾ませる。
スタンプラリーの台紙は、まるでポストカードのように目を引くポップで明るいデザイン。
そしてミニステンレスボトルは、メインロゴをシンプルに入れ、主張し過ぎず持ち歩きやすいデザインだった。
「これならきっと、くるみのイメージ通りですよね」
「ああ、そうだな」
俺は早く見せてやりたい気持ちを抑えて、丁寧に検品を終えた。
既にフォーラムでは文具フェスタの設営が開始されているとあって、これから直接届けに行くと先方に連絡する。
「部長、お車までご一緒します」
台車を押してくれる赤石千夏に「ありがとう」と言って、二人で駐車場に向かった。
「部長、くるみのことでは色々お世話になりました」
「いや、ケガも回復してよかった。今夜彼女を社宅まで送り届けるから」
「えっ、そうなんですか?」
「ああ。これからは君が時々様子を見てやってほしい」
「それは、はい、もちろん」
なぜだか歯切れの悪い返事をする赤石千夏に、どうしたのかと思いつつ、俺は車のトランクにダンボールを積んだ。
「では行ってくる。あとのことはよろしく」
「はい、かしこまりました。部長、くるみをよろしくお願いします」
「わかった。なるべく早く送り届ける」
俺は車に乗り込むと、まずは自分のマンションへと向かった。