裏の顔を知ってしまった私を先輩は離してくれません!
「ははっ、、そんな怖がんないでよ。」

そう言いながら私の横の壁に手をつく先輩。


「どこから聞いてた?」

少し近い彼に驚きながら話す

「最後のほうです。」
「ほんとに、少ししか聞いてません。」

"ほんとに"の部分を強調する。



「そう…じゃあさ、」

「先輩。まず横にある手を離してください。」

話を遮って先輩に言う。

先輩は少し顔を顰めたと思ったが、1つ瞬きをしたら
先程の微笑んでいた表情に戻っていた





少しして口を開く先輩。





「…君、逃げるかもしれないから。それに、」



──今思えば、先輩の名前は一条凪。

私の中学校の卒業生だ。その頃はあまり名前を
聞かなかったが、何故だろう。
この学校では入ってきたばかりの1年生にも
名が広まっている有名人だと言うのに。


それにしても、人気だと言われている王子様と
絡んでいたら女の子たちの目線が怖い。

さて、どう言ってこの場を離れるか…




















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