没落令嬢ですが偵察の一夜をきっかけに皇太子に溺愛されています
「ああ、夢みたいだな」

額を寄せ、優しく見つめてくる。

「二人で一緒にいる、甘い夢だ」

そのまま、唇が重なる。

ゆっくりと、確かめ合うように。

「あなたが……私の想う、たった一人の人です」

まっすぐに伝えると――

彼は迷いなく答えた。

「俺もだ」

そっと、頬に触れる。

「これからずっと、君だけを想う」

その言葉に包まれて――

私は静かに目を閉じた。

この夜も、この想いも。

すべてが、永遠に続くと信じながら。


ー End -

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