愛なき契約結婚のはずが、クールな御曹司の激しい独占愛に堕とされる

【小雪にもうちの両親に会ってもらうんだからお互い様だ。両親が、十四日の夜なら時間を取れるらしいんだが、きみの都合は?】
【私は大丈夫です】
【じゃあ、承諾の返事をしておく】

 話がまとまると、スマホを横の小さなテーブルに置き、ソファから立ち上がる。

 そして、ちょっとしたパーティーならすぐにできそうな、五十畳のLDKをぐるりと見まわした。

 俺の両親から結婚の許しが出れば、小雪もここに住むことになる。

 インテリアをプロのコーディネーター任せにしたせいか生活感はないが、定期的にハウスクリーニングを入れているおかげで清潔さは申し分ない。

 キッチンは開放感のあるアイランド型。ダイニングセットはガラスのテーブルに白いチェアをという組み合わせが明るい印象だ。

 俺はほとんどキッチンを使わないので、この家を購入した当初教えられた性能についてはすっかり忘れてしまった。

 しかし、どれも最新の機能が備わっていたはず。小雪にが料理をするなら自由に使えばいい。

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