偽王子と、甘い偽恋
一難去ってまた一難。
臣くんが帰ってくるまで、残り二日。
それでも、まだ長く感じていた。
せっかくの週末だというのに、彼と過ごすこともできず、私は一人で帰路をのんびりと歩いていた。
ここ最近は、料理らしい料理もしていない。
コンビニで適当に夕飯を買って帰るだけ。
家事も最低限しかこなせておらず、臣くんと暮らす前の自分がいかに自堕落な人間だったかを思い出していた。
最低限の家事だけを済ませ、帰ったら惰性で夕飯を口にし、風呂に入り、臣くんの部屋で眠りにつく。
そんな、限界ギリギリだと言いたくなるような生活を送っていた、その時だった。
私の隣に、見慣れた白いセダンがゆっくりと並走してきた。何事かと運転席に目を向けると窓が開き、そこには臣くんの姿があった。
「ええ!?臣くん!?」
「お疲れ。乗れば」
そう促され、驚きながらも助手席に乗り込む。
「予定、二日後だったよね?」
「早く帰ってきたかったのもあるけど、面倒なこと起きた」
「へ?面倒なこと?」
問い返しても、臣くんからの返事は返ってこない。
彼は険しい表情を浮かべたまま、ただひたすらに前を見てハンドルを握っていた。
家に着くまでの車内の空気は、重く沈んでいた。
それでも、まだ長く感じていた。
せっかくの週末だというのに、彼と過ごすこともできず、私は一人で帰路をのんびりと歩いていた。
ここ最近は、料理らしい料理もしていない。
コンビニで適当に夕飯を買って帰るだけ。
家事も最低限しかこなせておらず、臣くんと暮らす前の自分がいかに自堕落な人間だったかを思い出していた。
最低限の家事だけを済ませ、帰ったら惰性で夕飯を口にし、風呂に入り、臣くんの部屋で眠りにつく。
そんな、限界ギリギリだと言いたくなるような生活を送っていた、その時だった。
私の隣に、見慣れた白いセダンがゆっくりと並走してきた。何事かと運転席に目を向けると窓が開き、そこには臣くんの姿があった。
「ええ!?臣くん!?」
「お疲れ。乗れば」
そう促され、驚きながらも助手席に乗り込む。
「予定、二日後だったよね?」
「早く帰ってきたかったのもあるけど、面倒なこと起きた」
「へ?面倒なこと?」
問い返しても、臣くんからの返事は返ってこない。
彼は険しい表情を浮かべたまま、ただひたすらに前を見てハンドルを握っていた。
家に着くまでの車内の空気は、重く沈んでいた。