偽王子と、甘い偽恋
翌朝、陽が差し込み照らされながら、目を覚ました。
背中に人の体温を直に感じながら、前に回ってきている腕を掴んで眠っていた。その相手が誰かなんて、聞かなくてもわかる。
恋人でも、何でもないのに。こんなことに幸せを感じるなんて、変だ。
もう誤魔化しも利かない。私は臣くんが好きだ。
だけど、伝えられない。
そう考え込んでいる時、突然腕が動き、もう片方の手が私の頭に回って優しくぽんぽんと撫でられた。
「おはよ」
後ろから、寝起きの掠れた声が聞こえてくる。
それだけで顔が熱くなり、臣くんの方を見られない。
「…おはよう」
そう返事をすると、背中に柔らかな唇が当たるのを感じた。
「ちょ、っと、何!?」
「綺麗なもんが目の前にあったからつい」
「何言って…!」
そう言いながら何度も押し当てられる唇に、ビクッと体が震える。
朝から甘すぎる行為に耐えられず、彼の腕を軽くひっかいた。
「いった…、猫かよ…」
「もう…!」
そう言いながら彼から離れ、急いで服を着る。
意外にも、彼はいつも通りだった。気まずい空気が流れるわけでもない。
遊び慣れている男性を相手に、緊張する方が間違いだった。
彼にとって、こんなことは珍しいことでも何でもないのだから。
背中に人の体温を直に感じながら、前に回ってきている腕を掴んで眠っていた。その相手が誰かなんて、聞かなくてもわかる。
恋人でも、何でもないのに。こんなことに幸せを感じるなんて、変だ。
もう誤魔化しも利かない。私は臣くんが好きだ。
だけど、伝えられない。
そう考え込んでいる時、突然腕が動き、もう片方の手が私の頭に回って優しくぽんぽんと撫でられた。
「おはよ」
後ろから、寝起きの掠れた声が聞こえてくる。
それだけで顔が熱くなり、臣くんの方を見られない。
「…おはよう」
そう返事をすると、背中に柔らかな唇が当たるのを感じた。
「ちょ、っと、何!?」
「綺麗なもんが目の前にあったからつい」
「何言って…!」
そう言いながら何度も押し当てられる唇に、ビクッと体が震える。
朝から甘すぎる行為に耐えられず、彼の腕を軽くひっかいた。
「いった…、猫かよ…」
「もう…!」
そう言いながら彼から離れ、急いで服を着る。
意外にも、彼はいつも通りだった。気まずい空気が流れるわけでもない。
遊び慣れている男性を相手に、緊張する方が間違いだった。
彼にとって、こんなことは珍しいことでも何でもないのだから。