初恋が始まるとき。
「うん。楽しい」
素直にそう言葉を漏らして笑みを零し、チューハイが入った缶の飲み口に唇を付けると、それを引き離され手首を掴んだまま唇には違うものが当たった。
交際はしていないくせに、もう何度かこの人と交わした口付け。毎度こんな風に唐突で急。話したいことは何も話せていない。
だけれど今度は流されるように目を瞑ると、渋谷さんは私の手から缶を取り上げ、そっとテーブルに置くと、その手をそのまま私の後頭部に回し、髪の間に手を掻き入れる。
逃げる気も無いのに、逃がさないとでも言いたげな行動。その強引な所が今は嫌じゃない。
重ね合わせていただけの唇は、どんどんと深く押し付ける様に密着度が増した後、渋谷さんの唇の間から舌が出てきて、それで私の唇をぺろっと舐める。段々と開けとでも言いたげに軽く突いてきて、そのリードに従って唇を開くとぬるっと差し込んでくる。
無意識に逃げる舌を絡めとる様に重ね合わせ、官能的な水音に羞恥心が襲ってくる。そのまま何度も重ね合わせ、唾液が合わさって溶けていく様なそんな感覚に酔いしれていた。
脳内の思考ですら溶かされこの人の事しか考えられなくなっていく。こんなに気持ちいい事、他に知らない。
ふわふわとした感覚が襲って来て、ようやく離れると余裕のない瞳で渋谷さんはこちらを見ている。理性を吹っ飛ばしたような、そんな瞳にぞくぞくと快感が背筋を走り上ってくる。
素直にそう言葉を漏らして笑みを零し、チューハイが入った缶の飲み口に唇を付けると、それを引き離され手首を掴んだまま唇には違うものが当たった。
交際はしていないくせに、もう何度かこの人と交わした口付け。毎度こんな風に唐突で急。話したいことは何も話せていない。
だけれど今度は流されるように目を瞑ると、渋谷さんは私の手から缶を取り上げ、そっとテーブルに置くと、その手をそのまま私の後頭部に回し、髪の間に手を掻き入れる。
逃げる気も無いのに、逃がさないとでも言いたげな行動。その強引な所が今は嫌じゃない。
重ね合わせていただけの唇は、どんどんと深く押し付ける様に密着度が増した後、渋谷さんの唇の間から舌が出てきて、それで私の唇をぺろっと舐める。段々と開けとでも言いたげに軽く突いてきて、そのリードに従って唇を開くとぬるっと差し込んでくる。
無意識に逃げる舌を絡めとる様に重ね合わせ、官能的な水音に羞恥心が襲ってくる。そのまま何度も重ね合わせ、唾液が合わさって溶けていく様なそんな感覚に酔いしれていた。
脳内の思考ですら溶かされこの人の事しか考えられなくなっていく。こんなに気持ちいい事、他に知らない。
ふわふわとした感覚が襲って来て、ようやく離れると余裕のない瞳で渋谷さんはこちらを見ている。理性を吹っ飛ばしたような、そんな瞳にぞくぞくと快感が背筋を走り上ってくる。