初恋が始まるとき。
「…優菜に合わせて、まだこの焦れったい感じで遊んでやろうと思ってたのに無理。俺がそんな余裕ないくらい、今すぐ欲しい」
「な、名前呼び…!」
「どうでもよくね?そっちも瑛都って呼んでみたら?」
いつもよりも低い声で耳元で囁かれると、それすらも快感で身体が震えた。こんなの知らない、初めてのはずなのに、不思議と怖さも不安もなく、この人から与えられる物だからか心地が良かった。
渋谷さんの目と見つめ合うと、そのまま額を軽く合わせる。吐息の熱さすらも感じる程の距離の近さに、もう本当に逃げられないのかと悟る。
「…もう、駆け引きは終わりでいい?」
「遠回しな言葉はやめてください。前もそれでモヤモヤしたんです」
「欲しいって言うだけじゃ足りない?必要?」
そう言いながら耳たぶを甘噛みしてきて人の話なんて聞いちゃいない。知らない快感を受けるだけでも精一杯なのに、その上思考まで奪われてどうするべきなのかもわからない。
そんな情けない状態の自分は、渋谷さんの背中のシャツを必死に握りしめ、身体の震えを抑えようとする。
「…っ、…すき、って言って、瑛都」
命令する様にそう言い付け、名前を呼ぶと頬を紅潮させた渋谷さんと目が合う。名前呼びはいつもの仕返しだ。挑発的にそっちも瑛都って呼んでみたら?なんて言ってくるから、私だってやる時はやると言う事を示す。
渋谷さんの赤い顔をからかってやりたいのに。でもきっと、私も人の事言えない位、赤い顔で彼と見つめ合っているのだと思う。
「な、名前呼び…!」
「どうでもよくね?そっちも瑛都って呼んでみたら?」
いつもよりも低い声で耳元で囁かれると、それすらも快感で身体が震えた。こんなの知らない、初めてのはずなのに、不思議と怖さも不安もなく、この人から与えられる物だからか心地が良かった。
渋谷さんの目と見つめ合うと、そのまま額を軽く合わせる。吐息の熱さすらも感じる程の距離の近さに、もう本当に逃げられないのかと悟る。
「…もう、駆け引きは終わりでいい?」
「遠回しな言葉はやめてください。前もそれでモヤモヤしたんです」
「欲しいって言うだけじゃ足りない?必要?」
そう言いながら耳たぶを甘噛みしてきて人の話なんて聞いちゃいない。知らない快感を受けるだけでも精一杯なのに、その上思考まで奪われてどうするべきなのかもわからない。
そんな情けない状態の自分は、渋谷さんの背中のシャツを必死に握りしめ、身体の震えを抑えようとする。
「…っ、…すき、って言って、瑛都」
命令する様にそう言い付け、名前を呼ぶと頬を紅潮させた渋谷さんと目が合う。名前呼びはいつもの仕返しだ。挑発的にそっちも瑛都って呼んでみたら?なんて言ってくるから、私だってやる時はやると言う事を示す。
渋谷さんの赤い顔をからかってやりたいのに。でもきっと、私も人の事言えない位、赤い顔で彼と見つめ合っているのだと思う。