初恋が始まるとき。
"嫌いって思うって事は、ある意味俺を意識して仕方がないって事なんじゃない?興味さえ持ってもらえてたら、案外惚れさせるのも簡単かも"
そんな言葉が頭の中にちらついた。
少し前にこの男に言われた言葉だ。この男の思惑通り意識ばかりして、この男の事を見て、警戒して、この男の事を考える時間が増えている。
そんなことが悔しい。
「…何で今更私の所に来たんですか。さっきまで別の人と話してたくせに」
「助けて欲しそうな顔してたから?」
「そんな顔してませんから。てか、こうなったの渋谷さんのせいなの自覚ありますか。先輩を騙して私を呼び出させるから!」
「そっちが避けるから。こうして機会作らないと話さなくもなったくせに」
「それは…!」
周りが楽しそうに話している中、声を荒げそうになってグッと堪える。どうして他の人に対して感情を抑えることが出来るのに、この男に対してはこんなに意地になってしまうのか、自分でもわからない。
そんな私の反応を見て渋谷さんはクスッと小さく笑みを零すと私の髪の毛先を指先で軽く遊ばせながら、顔を覗き込んでくる。
「俺と喋ってる時の方が感情豊かじゃん。可愛い」
人を怒らせておいて可愛いなんて言ってくる渋谷さんに本気で苛立つ。
そんな言葉が頭の中にちらついた。
少し前にこの男に言われた言葉だ。この男の思惑通り意識ばかりして、この男の事を見て、警戒して、この男の事を考える時間が増えている。
そんなことが悔しい。
「…何で今更私の所に来たんですか。さっきまで別の人と話してたくせに」
「助けて欲しそうな顔してたから?」
「そんな顔してませんから。てか、こうなったの渋谷さんのせいなの自覚ありますか。先輩を騙して私を呼び出させるから!」
「そっちが避けるから。こうして機会作らないと話さなくもなったくせに」
「それは…!」
周りが楽しそうに話している中、声を荒げそうになってグッと堪える。どうして他の人に対して感情を抑えることが出来るのに、この男に対してはこんなに意地になってしまうのか、自分でもわからない。
そんな私の反応を見て渋谷さんはクスッと小さく笑みを零すと私の髪の毛先を指先で軽く遊ばせながら、顔を覗き込んでくる。
「俺と喋ってる時の方が感情豊かじゃん。可愛い」
人を怒らせておいて可愛いなんて言ってくる渋谷さんに本気で苛立つ。