初恋が始まるとき。
約束の土曜日。
いつもなら昼間まで眠り、母に「何時まで寝てんの~!」と言われるのが定番の休日なのだが、今日は早起きしていた。
渋谷さんと出かけるために早く起きなければならないのはかなり不服だが、舌打ち1つで済ませベッドから起き上がりシャワーを浴びに行く。
シャワーを上がってからスキンケアなどを済ませ、一度リビングに顔を出した。その瞬間父と母が一気にドアの方を見て、目を見開いていた。
人が早起きしたくらいで驚いた顔をしている両親に自覚があるほど不機嫌に「なに」と問いかける。
「え、今日何か用事?」
「うん、ちょっと。夜ご飯は…、たぶんいらない」
「へぇ、誰と?」
父の問いかけにスムーズに答えられず詰まる。
「…誰だっていいでしょ」
「男だ」
「嘘!?」
「やかましい!」
変なところ鋭い父とオーバーなリアクションをする母に、怒鳴りつける。おかげさまで顔が熱い。
うちの兄も紬さんと出かけるとなればさんざんいじられていたのを思い出した。
「優菜が男性と…?男性が苦手なのに?」
「雪ふりそうじゃんね?」
「うるさいっての!」
好き勝手話す両親に怒りながら、自分はウォーターサーバーで水をグラスに注ぎ飲み干した。
さっさとグラスを洗い、部屋に逃げる。
父のあの緩んだ顔を思い出すだけで腹が立つ…!
いつもなら昼間まで眠り、母に「何時まで寝てんの~!」と言われるのが定番の休日なのだが、今日は早起きしていた。
渋谷さんと出かけるために早く起きなければならないのはかなり不服だが、舌打ち1つで済ませベッドから起き上がりシャワーを浴びに行く。
シャワーを上がってからスキンケアなどを済ませ、一度リビングに顔を出した。その瞬間父と母が一気にドアの方を見て、目を見開いていた。
人が早起きしたくらいで驚いた顔をしている両親に自覚があるほど不機嫌に「なに」と問いかける。
「え、今日何か用事?」
「うん、ちょっと。夜ご飯は…、たぶんいらない」
「へぇ、誰と?」
父の問いかけにスムーズに答えられず詰まる。
「…誰だっていいでしょ」
「男だ」
「嘘!?」
「やかましい!」
変なところ鋭い父とオーバーなリアクションをする母に、怒鳴りつける。おかげさまで顔が熱い。
うちの兄も紬さんと出かけるとなればさんざんいじられていたのを思い出した。
「優菜が男性と…?男性が苦手なのに?」
「雪ふりそうじゃんね?」
「うるさいっての!」
好き勝手話す両親に怒りながら、自分はウォーターサーバーで水をグラスに注ぎ飲み干した。
さっさとグラスを洗い、部屋に逃げる。
父のあの緩んだ顔を思い出すだけで腹が立つ…!